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略奪婚の末路

2.結婚生活
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この結婚生活は、夫の死をもって終了しました。
経緯をこのブログでお話したいと思います。

不倫がバレてから・夫の反応

出産・育児、そして仕事に追われて「色気のなくなった妻」への興味は無くなっていたのかもしれません。私が夫を「同居人」として見ていたように、夫も同様だったと思います。
夫に服従していた妻が、いきなり年下既婚男とW不倫の関係にあると知り、知った当日は困惑しながらも、夫らしい【理詰め】で私に詰め寄りました。
私もここは【謝罪して夫の気持ちを鎮めなければ】と必死で「マサ(夫)の言う通り」「私が悪い、マサは何も悪くない」「魔が差して、してしまった」と謝罪し、「彼とは会わないし連絡も一切しない」と約束しました。
「許さないけど、娘たちのために離婚はしない。これからはお互いなんでも言い合って、隠し事のない夫婦になろう」と夫は言ってくれました。
ですが、私の裏切り行為は、夫のプライドを深く傷つけたようです。

「俺がお前と娘たちのために必死に働いているのに、お前は職場の年下男と不倫しやがって」
「なんで、あいつ(藤井)がよかったのか、説明しろ」と責め立て、私がどんなに謝罪しても同じことの繰り返し問答。これが翌朝まで続くことがしょっちゅうありました。
毎回私を責め立て、身体を殴るくせに
「コン(私)はずっとかわいい。大好き。一番大切な人」などと甘い言葉をささやいてきては、SEXをしたがります。
そして『あいつにできなくて、夫の俺だけができること』の強要をしてきます。
私を妊娠させることです。

夫は私を妊娠させて、『更なる支配』をしたかったようです。性行為の回数が異様に多くなりました。
今まで週に1回程度だったのに、ほぼ毎日に及びました。
もともと、ろくに避妊をしてくれなかったので、私は2年ほど前からピルを飲んでいました。
妻への関心が無くなっていた夫は、今までピル服用に気付かなかったのですが、このタイミングで服用していることがバレてしまい、「俺の子が産めないのか!?」「コンが不倫するために服用していたんだろ!?」とまた責められるのでした。

夫へのカウンターアタック

「略奪婚までしたのだから、愛するマサと苦難を乗り越えて幸せになろう」と誓った。それは過去の私。今の私は夫への気持ちは、ない。でも、大切な同居人。彼の怒りをどう鎮めるべきか悩み続けていました。
夫は、この先いったいどうしたいのか、理解できませんでした。
「離婚したいのなら、さっさと私を追い出して離婚届を突きつければいいのに」「したくないなら、なぜ今まで以上に服従させ私を恐怖に陥れようとするのだろう」考えても考えても、夫の気持ちがわからない。
こうなったのは、紛れもなく私の不倫のせいなのですが、夫の言動に毎日振り回されて疲れ果てていました。
いつものように不倫について責め立ててきたある夜。私はついにブチ切れました。
「もう、マサに気持ちはない。藤井くんとは縁を切るけど、あなたに戻るつもりはない」「(不倫相手がいる)会社を辞めろ、というマサの命令にも従わない。仕事が好きだから」と私が夫に反撃しました。
案の定、夫は怒り狂い「今まで俺の言うことに従ってきたのに!」「不倫したことを開き直るのか!」と、私に襲いかかる。顔を殴られ、口の中が血の味でいっぱいになる。
やはり、私を支配して、いい気分になっていたのだ。と思い知った私は、夫の顔を何度も殴った。ただただ、今目の前にいる夫を『消し去りたい』という積年の憎しみをこめて。
殴った手の右小指が、骨折して変形した。じんじんと染みるように痛む。殴られた顔よりも小指がいたい。
私の心は決まった。「離婚する」

もう戻れない

もう元には戻れない。夫との修復は不可能。離婚を決意した私は、その日から2日間、夫からの問いかけに対し、すべて無視を決め込みました。無視している間に、どの言葉で『離婚』を伝えようか熟考していました。言葉を選ばず、感情で私自身の気持ちを伝えてしまうと、また攻撃され、レイプされ、そのあと別人のようになって私に擦り寄る夫の行動が目に見えていたから。
ですが、この【無視】している状態が、私たち夫婦の最悪のエンドの引き金となってしまいました。

マサは私から無視をされ、彼もまた【修復不可能】と感じたようです。
夫は『私がいないその先の人生は無い』と思っていたようです。

…そんなに私を愛していたのか?いや、だたの執念なのか?離婚してバツ2になりたくないだけ?
なぜ私を手放したくないのに、長年のモラハラ・DVを続けてきたのだろう。
今となっては、夫に問うこともできません。
この間に、私の前から姿を消しました。行方不明になってしまったのです。

その後のことは、あまり覚えていません。今でも思い出したくない、封印したい過去。記憶から消し去りたいばかりに、都合よく忘れてしまっているかもしれません。
行方不明になった数日後、警察から連絡が入りました。
「あなたのご家族らしき方がご遺体で発見された」と…

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